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楽天市場の出店審査とは?必要書類や流れ、通過のポイントを解説

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楽天市場の出店審査/必要書類やポイント

楽天市場にショップを出店するためには、2種類の出店審査(書類審査、オープン審査)を通過しなければなりません。

本記事では、楽天市場の出店審査について、必要な書類や流れ、審査落ちの理由を解説します。審査に通過するためのポイントや通過後の注意事項も紹介していますので、ぜひご参考ください。

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楽天市場の出店審査とは

楽天市場に出店するには、書類審査とオープン審査の2種類の審査があり、両方に通過して初めてショップを運営できる仕組みです。

楽天市場 出店審査 書類(イメージ)

楽天市場はAmazonやYahoo!ショッピングなどのECモールと比較すると、審査のハードルが高いといわれています。

しかし、要件を満たしていれば審査を通過できるため、必要な書類の用意や開店準備などを慎重に行うことがポイントです。

出店審査の種類

審査の種類 概要
書類審査・楽天市場を利用するにあたり、条件を満たしているか書類によって確認する
・通過すると、ショップ開設に必要な楽天RMS(※) のアカウントが発行される
オープン審査・楽天RMSアカウント発行後に行われる審査
※楽天RMS:Rakuten Merchant Serverの略称。店舗構築・受注管理・データ分析・メルマガ配信などの機能を持ち、楽天でショップ運営を行うためのシステムのこと

作成したショップページを楽天側が審査し、問題なく開店できると判断されると、楽天市場でショップを運営することができます。必要書類を1つ1つ忘れずに用意し、不足のない状態で準備を進めましょう。

出店審査にかかる時間の目安

楽天市場の出店審査から通過までにかかる時間の目安は、通常約2週間から1ヶ月です。開店準備に時間を要したり、一度審査に落ちて再審査の準備をする場合は、約3ヶ月かかる場合もあります。

特に初めて出店する場合は、必要書類の用意や開店準備に時間がかかるため、想定よりも開店が遅れるかもしれません。ショップの開店スケジュールが決まっている場合は、余裕を持って審査に臨みましょう。

楽天市場の出店審査に必要な書類

楽天市場 出店審査 書類(イメージ)

楽天市場の出店審査における書類審査では、主に以下7種類の書類が必要です。

必要書類の詳細は、無料の資料請求で確認できるため、審査を申し込む前に確認すると良いでしょう。

審査に必要な書類 詳細
出店申込書Web申請後、原本を提出
審査書類Web申請後、原本を提出
取扱商材の販売に必要な営業許可・資格等の書類古物取扱、酒類販売、食品営業、医薬品販売 など
商材・在庫の写真実際に販売する商品・在庫の写真
仕入れ伝票取引実績が確認できる書類
登記簿謄本(履歴事項全部証明書)確認が必要な場合のみ
住民票・印鑑証明書
※個人事業主のみ
契約日より3か月以内に発行されたものを提出
実店舗の写真
※個人事業主のみ
物販ビジネスの実績として認識してもらうため

楽天市場の出店審査の流れ

楽天市場の出店審査は、以下の流れで進める必要があります。

楽天市場 出店審査 手順(イメージ)
  1. 出店審査に必要な書類を用意する
  2. 公式ページから出店審査を申し込む
  3. RMSアカウントを開設し開店準備をする
  4. RMSからオープン審査を申し込む

1. 出店審査に必要な書類を用意する

書類の詳細については前述のとおりです。楽天市場への出店が相応しい事業であるか、信頼できる事業であるかを判断されるため、確実に審査に通過するように法人・個人事業主のケースに合わせて各書類を準備しましょう。

2. 公式ページから出店審査を申し込む

必要書類の準備が完了したら、楽天市場の出店・開業案内ページにある「出店申込」から申請を行います。入力内容に問題がないかを確認し、出店審査を申し込みましょう。

項目 選択肢・記載内容
会社情報 事業形態「法人」または「個人事業主」を選択
会社名会社の正式名称とふりがなを入力
本社所在地所在地を入力
(郵便番号・都道府県・市区町村・ふりがな)
代表電話番号電話番号を入力
代表FAX番号FAX番号を入力
代表者名代表者の漢字とふりがなを入力
店舗運営責任者情報 店舗運営責任者情報運営責任者の漢字とふりがなを入力
所属部署(任意)所属部署名を入力
郵送物等の送付先住所「本社所在地と同じ」または
「店舗運営責任者情の連絡先を入力」を選択
連絡先電話番号電話番号を入力
連絡先FAX番号FAX番号を入力
連絡先メールアドレスメールアドレスを入力
取扱商材ジャンルプルダウンメニューから選択

3. RMSアカウントを開設し開店準備をする

書類審査を通過すると、楽天RMSアカウントが発行されます。発行されたアカウントで店舗運営システムにログインし、オープン審査を申請するために以下の開店準備を行いましょう。

  • 売上の入金をするための振込口座の登録
  • 楽天への自動振替設定口座の登録
  • 決済方法の設定
  • 配送方法の設定
  • 販売商品の登録
  • PC・スマホのトップページ作成
  • ショップのカテゴリページ作成
  • 看板画像の作成
  • 特定商取引法に基づく表記の作成
  • 店舗運営ルール検定試験の受験・合格

運営できる状態まで準備を完了するだけでなく、楽天市場の運営ルールの理解ができていることが必要です。

4. RMSからオープン審査を申し込む

楽天審査の担当者が開店できる状態かを1つ1つ診断し、オープン可能と判断されると開店できるようになります。不備がある場合は修正依頼が届くこともあります。問題の箇所を修正し、再審査を申し込み、問題がなければオープン可能になります。

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楽天市場の出店審査に落ちる理由

楽天市場の出店審査に落ちる場合は、主に以下6つのような原因が考えられます。

楽天市場 出店審査 デメリット(イメージ)
  • 申し込み内容に不備がある
  • 開業届の提出または法人登記をしていない
  • 審査基準を満たしていない
  • 取扱禁止商材に該当している
  • ガイドラインに違反している
  • 店舗の規模や実績が基準を満たしていない

申し込み内容に不備がある

書類審査で内容に不備があった際は、審査に落ちてしまいます。書類審査においては、申請書類の不足や入力ミスなどが考えられるため、慎重な準備と入力が必要です。

開業届の提出または法人登記をしていない

楽天市場の出店審査を受けられるのは個人事業主と法人のみです。

個人で出店したい場合は、個人名義では出店することができないため、開業届を管轄する税務署に提出し、個人事業主になる必要があります。開業届を出していない「副業」での出店は認められていません。

法人の場合も、法人登記が済んでいない状態では審査の申請ができないため、あらかじめ登記が必要です。

審査基準を満たしていない

オープン審査では、1つでも基準を満たしていなければ審査の通過はできません。
振込口座の登録や決済方法の設定、ショップページの作成など、項目を1つ1つ丁寧に行うことが大切です。

不備があっても再審査を受けられますが、修正回数が多いほどオープンが遅れてしまうため、審査前の確認は丁寧にを行いましょう。

取扱禁止商材に該当している

楽天市場では、出品不可の商材を定めているため、該当した場合は審査通過はできません。
主な取扱禁止商材は以下のとおりです。詳しい商品例は、楽天市場の出店案内ページの「出店審査や取扱商材に関する注意事項」をご確認ください。

  • 法令で販売・所持が規制されているもの
  • 公序良俗、モラルに反するもの
  • 商品に関する契約等で譲渡・転売が禁止されているもの
  • 悪用されるおそれのあるもの
  • 青少年の保護育成上好ましくないもの
  • 危険なもの
  • 他人の権利・利益を侵害する可能性のあるもの
  • その他当社が不適切と判断したもの

ガイドラインに違反している

楽天市場では、ショップ運営にあたって規約やガイドラインを定めています。
ガイドラインは、楽天市場の「出店審査や取扱商材に関する注意事項」で確認できるため、出店審査前に一つでも違反していないかを細かく確認しましょう。

店舗の規模や実績が基準を満たしていない

楽天市場は、信頼性の高いショップによって、消費者に質の高い商品を提供することを目指しているため、店舗の規模や実績によっては審査に落ちるケースがあります。

例えば、実店舗が小規模だったり、ネット販売の実績が少ない場合は、審査に落ちてしまうケースも少なくありません。

楽天市場の出店審査に通過するためのポイント

楽天市場の出店審査に通過するためには、以下4つのポイントを実践しましょう。

楽天市場 出店審査 ポイント(イメージ)
  • 申し込み内容に不備がないか確認する
  • 開業届や法人登記などの準備を済ませる
  • 店舗の拡大や実績づくりに取り組む
  • 出品代行サービスを利用する

申し込み内容に不備がないか確認する

必要書類の不備や開店準備の漏れなどが心配な場合は、あらかじめチェックリストを作成すると、ミスが少なくなります。チェックリストに沿って準備を進めることで、不備のない状態で審査に臨めるでしょう。

開業届や法人登記などの準備を済ませる

書類審査を行う前に、法人の場合は登記、個人の場合は開業届の提出を済ませましょう。事前に準備することで、書類審査をスムーズに申し込むことができます。

開業届は当日でも受理されますが、法人登記は申請から完了まで約2週間かかるため、早めの申請を心がけましょう。

店舗の拡大や実績づくりに取り組む

店舗の実績や知名度で審査に落ちるケースもあるため、店舗拡大や実績づくりに取り組みましょう。楽天市場が初出店の場合、実績不足と判断されやすいため、まずは楽天以外のモール出店や自社ネットショップでの販売などで実績を積むことも効果的です。

実店舗を運営している場合は、よい評判・口コミを増やしたり、マーケティングに力を入れるなど、知名度を高める取り組みに注力しましょう。

出品代行サービスを利用する

楽天市場のオープン審査において、ネットショップの経験がなく開店準備に不安がある場合は、出品代行サービスの利用も方法の1つです。

出品代行サービスでは、審査に通過しやすいポイントを熟知した専門業者が、審査に必要なページ作成や商品登録を代行しているため、審査に通過しやすくなります。

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楽天市場の出店審査通過後に禁止されている行為

楽天市場の出店審査に通過した場合、ショップ運営を始められますが、禁止されている行為もあり、ペナルティを受けるケースもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
ここでは特に注意すべき5つの禁止行為を解説します。

楽天市場 出店審査 禁止(イメージ)
  • 外部リンクの貼付・URLの記載
  • 関係者によるサクラ行為
  • 掲載許可を得ていない画像の無断転載
  • ガイドラインに違反した画像の登録
  • 課金回避行為

外部リンクの貼付・URLの記載

楽天市場では、ショップページ内に外部リンクの設置(URLの記載)を禁止しているため、自社ECのリンクなどを記載しないようにしましょう。

関係者によるサクラ行為

関係者が故意に高評価をつけたり、消費者を混乱させるサクラ行為は、楽天市場の禁止事項です。店舗の関係者が自社ショップにレビューをする行為は不当なレビュー獲得であり、他の消費者に正しい評判が届かなくなるため、実施してはいけません。

掲載許可を得ていない画像の無断転載

楽天市場で使用する画像は、すべて掲載許可を得たものを利用しましょう。無断転載は、楽天市場での禁止行為に該当するだけではなく、権利者とのトラブルに発展する恐れもあります。

画像を使用する前に、商用利用の可否や権利者の許諾などを必ず行いましょう。

ガイドラインに違反した画像の登録

楽天市場では、商品画像登録ガイドラインを定めているため、ガイドラインに違反した画像の登録は認められません。

商品画像登録ガイドラインの主な内容は、以下のとおりです。

  • 商品画像内のテキスト要素の占有率は20%以下にする
  • 商品画像は枠線なしの画像を登録する
  • 背景は写真背景または単色白背景のみを使用する

課金回避行為

課金回避行為とは、システム利用料といった料金を回避するアクションを消費者に促す行為です。例えば、課金回避を目的として楽天市場外に誘導するために「メールや電話でも注文を受けています」といった記載は、課金回避行為に該当します。

まとめ:審査基準を理解して楽天市場に出店しよう

楽天市場の出店審査では、書類審査とオープン審査の2種類の審査が行われ、書類審査に必要なものを用意し、開店準備を済ませ、その後オープン審査に通過するとショップを運営できる仕組みです。

出店審査に落ちる原因や、通過するためのポイントを事前に把握し、しっかり準備を整えたうえで審査に挑みましょう。

当社では、ECモールへの出店や運営を代行するサービス「ECACT (イーシーアクト) 」を展開しており、楽天をはじめとした多くのサポート実績がございます。ECモールの運営でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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